沢口沢

沢口沢(「サワグチサワ」も「シャクシサワ」もいう)のフリークライミング情報

English Version

場所

静岡市、葵区、郷島。竜爪山の西側で、安倍川を臨んでいる。静岡駅から、約13km。

シーズン

11月~5月。2~4月がベスト。

アクセス

  1. 静岡市内から国道27号(「安倍街道」ともいう)を梅ヶ島の方面へ、牛妻を通る。
  2. 北賤機トンネルをそのまま通る。
  3. 150m北に、「交差点」があり、その右角に日本パネル工業の工場がある。
  4. 右へ曲がって、細い道がわさび田へ至るモノレールの前で通行止めとなるまで進む

注意

わさび田は私有地のため、通れなくなったらアクセスがかなり難しくなるので、下記の点に注意するように:

アプローチ

分かりにくいけど…
  1. 駐車場から、さびている橋で沢を渡って、壁の上の道を歩く(左にわさび、右に沢)。
  2. ボルダーを左へ渡って、モノレールのある壁へ進む.
  3. 壁に乗って(右にわさび)、右側に小屋があるまで進む。
  4. 小屋の直下のレベルで、細いコンクリート壁でわさび田を渡る
  5. 道をそのまま辿って、小屋を回り込んで、再びモノレールのある壁を歩く。
  6. 2本目の太くて黒いパイプが横切るところの少しあと(小屋から約50m)、壁を右に降りて、右にある浅い沢を渡って、竹林に入り込む。(奥に、大きいブロックでできた「階段」が見えるところ。)
  7. 階段を登ってから、道を辿って小屋へ。
  8. 小屋を回り込んで、道をそのまま辿る。
  9. フィックス・ロープのあるところを超えたら、道は右へ曲がる、岩に囲まれている広場に着く。
    駐車場から広場までは約25分かかる。

トポ

沢口沢地図とトポ
岩場は、大まかにエリア3つに分割して説明します:

ルートの詳しい説明

下部 - メナジャリー

電気屋の逆襲 7m 5.9
最も左の岩の左(北)面にあるボルトライン。岩はしっかりしているが、標準状態は で、いくら掃除しても、苔が直ぐ戻る。

竜颯ハング 8m 5.11b
正面にあるかぶっているグルーヴを登る。
核心のムーヴでグルーヴに入り、後は、気を付けて、ガバホールドを辿る終了点へ。

竜の子トラバース 8m 5.11b
竜颯ハングの右にあるボルトラインを登る。
開拓途中で、とりあえず右にあるボルダーから、空振りでトラバースしてはいる。終了点は竜颯ハングと一緒。

右奥に、大雨の後水が流れる短いスラブがあります。

ウォーターマージン 7m 5.10a
スラブの中央にあるボルトライン。
細かいホールドを使って、左にある斜めの棚に立ち込む。2クリップ目がちょっと怖いが、超えたら、スラブは歩けるようになる。奥にある木にビレーする。

隣の岩の裏面に、不明・未完成なプロジェクトがあり、その正面(西面)に、3本のスラブルートがあります。

ウルバリン 7m 5.11b
出だしは、ハングの左下から右へ立ち込む厳しいムーヴ。1本目のボルトが遠く感じる。

チュパカブラ 7m 5.10b
スラブの中央。出だしが核心で、上にも辛いムーヴが待っている。

山羊男 7m 5.11a
無理やりにできた1本だが、価値がある。フレークまではきつい。後ろのボルダーを使うと5.9になる!

スクイーズを通り抜けたら、右側に2本のラインのあるスラブがある。出だしは一緒。

スカズルバット 9m 5.10a
右のライン。一段下でビレーしたほうがいい。
左へのハイステップで、スラブの最低点に立ち上がって、右上へ上る終了点へ。

ひばごん 9m 5.10a
スラブの中央を登る。ビレーと出だしはスカズルバットと同じ。
スラブに立ち上がったら、短いコーナーを登る。

下部 - お化けブロック

次の5本は広場の下(西)にある「お化けブロック」という岩にある。数ヶ所に段差があるので、足元にも注意しよう。最初の4本は岩の北から取り付く。

越後屋 9m 5.10b
カンテの2mほど左の凸凹ライン。北向きで、脆い。ビレイヤーも注意しなきゃ!
ボルトに沿って、スリングやビーナーがない終了点まで。岩の様子は初登以来悪くなっている。(ボルトの左のほうが脆い。)

天邪鬼 12m 5.10c
正面(西面)の左カンテを登るライン。中間部のムーヴが面白い。
木の横からスクープに乗り込んで、左上に向かう。傾斜が厳しくなるところで、浅いコーナーを使ってちょっと斜めなテラスに出る。一歩右してから、最上部にマントリングする。

ビートルジュース 14m 5.10b
スケールが大きい正面のフェースだが、えらい木の陰でこけている。
出だしは天邪鬼と一緒。木の横からスクープに乗り込んで、右上に出て岩の真正面へ。最後のボルトから左へのハイステップで木にある終了点に着く。

ブレア・ウィッチ 15m 5.11b
更に右の細かいフェースを登る。初登以来、ホールドが取れたため、難しく、怖くなった。
えらい木の下から右へトラバースして、ハングの上。テクニカルなステップアップでスラブに立ちあがって、連続する細かいムーヴでフレークをつかむ。一歩右へ移って、浅いグルーヴに入って、右斜め上へ出る。

ダーク・シャドー 16m 5.11b
出だしがブレア・ウィッチと一緒が、中央のフェースを更に右直上します。
ブレア・ウィッチの2本目のボルトから、手を右へ伸ばして、クリップ。一歩下がって、もう一回手を右へ伸ばして、今回はホールドをつかんで、マントリングする。ここから、フェースが立ち、ホールドが細かくなる。ブレア・ウィッチの最後のボルト辺りで、傾斜が緩み、このボルトの一歩右でフィニッシュ。奥にある木にビレーする。

次の1本は岩の南面にある。取り付きは懸垂下降で、2本のボルトのある狭いテラスへ。

スリーピー・ホロウ 13m 5.8
左カンテの右のスラブを登る。
テラスから直上する、岩のてっぺんに戻る。しなびた木の大枝の下を通るところの微妙なハング部分が核心。木を使えば、グレードはさらに下がる。

次のルートはスカズルバットから約80m下にあります。降りながら、沢を右に、途中に左に珍しく木に挟まれている石があり、さらに下に印象的な巨大ボルダーがあります。(残念ながら、岩の質が…)20m下に、8m位のフェースがあります。
注意:メインエリアのアプローチからも取り付きできます:フィックスの前のボルダーあたりで、右へ向かって、常に濡れている壁を通して、沢を渡って、上記の巨大ボルダーの下に出ます。

スクオンク 8m 5.10a
ムーヴが面白いが、「足りない」気持ちが残る。
手を伸ばして、深いポケットをつかんで、マントリングして斜めなテラスに立ち込む。ボルトの右で小さなかちホールドを使ってすぐに上に着く。終了点は持ち帰り。

中部

次、電気屋の逆襲の左から山の真上を向かう、かぶっている岩へ。(80m位)

ビッグハング 17m 5.12b
(仮のルート名と説明です)正面のボルトラダーを登る。
かなりかぶっている出だしの部分が核心で、そのあとは超ガバホールドを辿る、岩の天辺へ。登るなら、早く/早めに!

ロング・スラブ

次の岩場は「ロング・スラブ」という。広場から200m位のつらいさかのぼりしてから着く。ビッグハングの岩を左に通りぬいて、フィックスのある坂を上って、細長いスラブまで。ルートは3本あり、いずれもコケがひどく、掃除すればグレードは2つぐらい下がる。

悪代官 18m 5.10a
左のライン。スラブの最低点から始まる。
出だしは楽が、一本目のハンガーボルトは高く打ってあるので、途中のリングボルトもクリップしたほうがいい。左のブッシュが近くなると、スラブもムーヴも、ともに「シン」になる、テラスまで。テラスは左へ辿って短いコーナーへ。コーナーを出たら、スラブが再び「シン」になる、木にある終了点まで。

混浴トシちゃん 42m 5.10b
中央のライン。
スラブの右角から、ランプを左へ登る。狭いテラスまで直進したら、核心のハングを超える。ランプは今回右へ登る(火遊びゲンちゃんと合流)。最後はスラブを直上に登る(垂直のガーデンの感じだが、岩そのものはしっかりしている)木にある終了点まで。懸垂下降で降りる。核心のハングの横のアンカーで切れることができる。

火遊びゲンちゃん 41m 5.9
右のライン。ロングスラブの一番いいルート。
混浴トシちゃんの出だしから、そのまま直進する、細いテラスへ。一歩左へ戻って、古いハーケンやボルトが打たれているコーナーへ。すぐに右のスラブへ回り込んで、テクニカルなムーヴでランプに入って混浴トミちゃんと合流する。最後の10mと下降は混浴トシちゃんと一緒。

ロングスラブの30m右に滝がある。普段は枯れている状態で、5.8程度のクライミングで登ることができる。流れているときは非常にきれい。

吊り下げスラブ

ロングスラブと滝との間、しかし、地面の約25m上から始まるところに、吊り下げスラブがあります。 下から見ると、分かりにくいが、実はかなりオープンな感じがし、景色も日当たりもいい。
アプローチは、ロングスラブを左へ回り込んで、枯れている沢を渡って、そのまま左上へ進んで、ボルダーを踏むまで。今度は右上を進む同じ沢を逆に渡って、右へ戻るロングスラブの15m上。そのまま進むと、道が狭くなり、右下に吊り下げスラブが見えてきます。 スラブの奥へ進むと、道がかなり狭くなり、滝に着くところに通行止めとなります。
なお、この辺りは高いところです。十分気を付けてください!必要であれば、一時的にフィックスを設置してください。
最後のアプローチは、スラブの上にある丈夫な木から懸垂下降で。帰りは、アプローチの道でもいいけれども、スラブ最下部の5m下に降りてから懸垂下降することが楽。(残置あり、20mで、ロングスラブと滝との間のコルにつく。)
2015現時点、ルートはきれいで、おすすめなエリアです。

周辺視野 16m 5.10a
(中へ臨むと)最も左のラインです。懸垂下降で、木があるテラスに降りてからスタートします。
スラブの左端っこを登ります。出だしは細かいが、すぐに楽になる。小さい木がある水平クラックにキャム(フレンズ#2)をセットし、上部のスラブを登ります。ビレイは好きな木にセットします(残置なし)。

溶けている木の下に 16m 5.10b
周辺視野のテラスからスタートします。
周辺視野の2本目のボルトから、一歩右し、小さい木がある水平クラックへ登る(キャム)。木の右で、ハイステップで上部のスラブに入り、直上します。溶けている木の下に、細かいムーヴで斜め左に進む、最後は周辺視野と合流します。

吊り天井 16m 5.10a
周辺視野のテラスから始まるグルーヴとその上のスラブを登ります。NPは、ワイヤや小さいキャムです。
グルーヴを登り(NP)、右のテラスに出る。スラブをそのまま直進し、最後は狭いテラスにマントリング。木に残置あります。

空中庭園 25m 5.10c
中央の長いラインはいいルートです。出だしはスラブの最も低いところにある地面の柔らかいテラスから。木や中間サイズのキャムにビレイすること。
細いスラブを登る、シンクラックへ(ワイヤ・マイクロキャム)。ちょっと左右するラインで進む、中間のテラスへ。最後のスラブは徐々に難しくなり、核心のムーヴで狭いテラスにマントリングができるまで。終了点は吊り天井と一緒。

クリンゴン・カントリー 12m 5.9
最も右のラインです。懸垂下降で、木があるテラスに降りてからスタートします。
出だしをデリケートなムーヴで超えた後、快適なホールドで登る、傾斜が緩めるまで。最後は楽なスラブ、残置のない木へ(途中、NP(ワイヤや小さいキャム)が取れます)。

シティスクエア

次のルートはロングスラブの約90m右にある。遠くないけど、歩きにくい。場面が悪いし、道が上下左右する。しばらくしたら、左奥に(掃除すれば)きれいなシティスクエアというスラブが見えてきます。

注意: 7x7のスラブの上の中央の一本の木は弱いため、アンカーとして使わないでください。奥と右奥にしっかりしているアンカー用の木がある。

7x7 15m 5.10d
右のライン。
右から始まるバンドをトラバースしてからスタートします。バンドの途中から、ハイステップでスラブに立ちこむ。バンドから1本目のボルト辺りのフィンガーホールドが届かない場合、5.11a。最後のボルトまで面白い。

6x6 15m 5.10b
中央のライン。
7x7の出だしからさらに左へトラバースする。大きい木の手前、スラブに立ちこんで、てっぺんの木の左にある終了点まで登る。

43プライム 15m 5.7
左のライン。いまいちの一本。
出だしは木の裏から。終了点は6x6と一緒。

広場の右上にもう1つのスラブがある。アプローチが崩れやすいため、注意してください。2015現、フィックスあり。

多数は安全なり 20m 5.10b
下のフェースから、スラブの左カンテを登る。
低いフェースを登って、三角形のテラスにマントリング。低いグルーブを左上へ出て、カンテへ。カンテはそのまま木にある終了点へ辿る。

獰猛なパンケーキ 20m 5.11d
スラブの中央。難しい!
木の間を通して、スラブにある浅いグルーブを登って、小さいアンダーへ。よくきかないスメアや細かいホールドを使って、いいフィンガーホールドを取って、クリップ。それにハイステップすると、短いクラックに着く(フレンズ#0~1)。最後は一歩左して、多数は安全なりの木にある終了点へ辿る。

パンケーキ・ミックス 22m 5.10d
獰猛なパンケーキ第3の警官を混ぜることで、スラブの右を10台で登ることができる。
任意のラインから、第3の警官のマントリングをする。そこで、獰猛なパンケーキの核心の上で、左へトラバースする、短いクラックへ(フレンズ#0~1)。最後は獰猛なパンケーキを登る、終了点へ。

第3の警官 21m 5.12a?
スラブの右のライン。獰猛なパンケーキと同じようなものの、核心がもうちょっと登りづらい。
短いたっているフェースを超え、グルーブを登り、スラブが立ち上がるところでマントリングする。連続する細かいムーヴでガバをつかんで、森に入って獰猛なパンケーキの終了点へ。

ワイルドフロンティア

ワイルドフロンティア地図とトポ
下部・中部で登って、アドベンチャー感が満足していない場合、ワイルドフロンティアまで旅することになります。滝の右上にあり、ブロック、ボルダーやフェイスでできている冒険迷路のようなところです。
遠くから望むと、最も右上にある二つの岩が目に飛び出します:パイオニアフェイスという白くてかぶっているフェイスと比較的にダイアモンドの形をするダイアモンドスラブ

アプローチは3つあります: 「のっぽ」、「ちび」、と「ブス」。
  1. のっぽ長いが、安全です。
    まずはロングスラブへ。吊り下げスラブへ行くように、坂を上るが、右に入らず、そのまま上へ辿る、細い道が左下から上がってくるまで。10m坂上に、赤い看板が見えます。次、この道をたどる、普段水が流れていない沢へ。この沢は、滝に流れる沢です。沢を渡る、50m程度南へ坂を上がってから、右下へ下がり始めます。右下に赤いテープで印されている2つの小さの広場が見えてきます。これらは、パイオニアフェイスダイアモンドスラブの上にあります。
  2. ちび 短いが、フィックスロープに信用する必要があります。必要に応じて、自分のハーネスやロープも使用してください。
    吊り下げスラブの上から、そのまま右へトラバースする、滝へ。この道は徐々に細くなりますが、フィックスが設置してあります。滝の裏をさらにトラバースし、左の岸壁と右にある割れたボルダーの間に進み、広場に。サンセットフェイスサンダウンスラブがすぐに左にあり、同じレベルでトラバースを続けば、パイオニアフェイスダイアモンドスラブにつきます。(この部分にも、フィックスあります。)
  3. ブス 推奨できない代替コースです。
    シティースクエアーから、山を右へトラバースする、目立つ泥んこスラブへ。この右にある沢を上って、2流になる所に、左のすぐ消えるほうをたどって、ほぼ平らになるところまで。そのまま左へ進み(右手に低い岩壁)、もう1本の沢へ。これを渡って、少しだけ上り、巨大松の木のところまで。この周辺に、林業のあと(ごみ)もあちこちあります。この60mぐらい左に、ダイアモンドスラブがあります。パイオニアフェイスは、そのさらに60m左(と少し上)にあり、そしてサンダウンスラブはさらに100m左にあります。(注意:フィックスを頼るところあります。)
  4. エレボールの代替アプローチ(迷わなければ、1時間弱)
    古い小道を巧妙につなぐことで、わさび畑を渡らず、固定ロープを使わずにエレボールに右下から近づくことができます。アプローチの約7割は、歩きやすいまたは快適です。 まず、いつもの駐車するところに到着する前に、最後の曲がり角から分岐する砂利道の終わりまで進みます。このあたりで、邪魔しないように、駐車してください。 次に、小さな金属の道標でマークされている電気パイロンへのメンテナンスパスを探します。砂利道上の2軒の小屋の間からスタートします。この道を歩いて、鉄塔49号を左側に過ぎて、放棄された針葉樹のプランテーションに進みます。 約300m歩いたら、鉄塔の道標および木の切り株に取り付けられた楕円形の金属板があるところで、メンテナンスパスから離れて、丘の中腹をまっすぐ上って(道がない-色とりどりのテープで印されている)を100mほど急勾配でまっすぐに登り、そして古くなった林道をジグザグに登り長い水平断面の右端まで (明らか) 。これを左端までたどり、消えたところで、そのまま同じレベルで巨大な倒れた針葉樹の先端まで進みます(テープに頼るしかない!) この木を回り込んで少し進んでから、もう一度道がない急な斜面をジグザグで上って(若干右へ戻る感じ)、不思議なことに明白な道を左に向かって進みます。 この道をある程度快適に辿り、エレボールが約50m右上に見えてくるまで。

最近、ちびが標準アプローチとなっているため、滝からの順でエリアを説明します。

サンセットフェイス

最初に見当たるのは、セイントジョージのとてもかわいいスラブスタートです。これはサンセットフェイスの正面です。

左からの順で説明します。最初の3本のラインは、正面(西面)にあります。

注意:この周辺は実際、幅広いテラスです。60m程度の段差が常に近くにあります。十分気を付けてください。

セイントジョージ 13m 5.10b
左の若干へこまれているスラブを登る。見た目よりきつい! B5本。
切り株の上から、スラブに立ち込んで、連続する細かいムーヴで、B4本目まで進みます。B4本目目を超えたら、傾斜が緩めるため、楽に右上にある終了点へ進みます。

サニーQ 12m 5.9
かぶったスタートから、さらに1つのデリケートなスラブを登る。B5本。
切り株のすぐ右からスタートします。がばホールドを使ってバルジを超え、快適なムーヴで上部のスラブをほぼダイレクトで辿る、終了点へ。

テキーラサンライズ 12m 5.10d
正面の最も右のラインです。出だし以外、真面目にボルトのラインにくっつけば、細かくて面白い。B4本。
正面の右にあるボルダーに立ち込んで、もろいところの上に「カンテ」に移って、直進。最後のボルトで、細かいムーヴで斜めのフットボールドに立ち込み、右へスラブに出ます。最後は、ちょっといやなスメアで終了点へ。
サニーQのホールドを使えば、グレードはかなり下がります。

次の1本は正面の上部の右カンテを登ります:

ドラゴンリッジ 10m 5.8
出だしはサニーQなどの終了点です。すぐに右カンテに移って、ハーフウエイの終了点へ辿ります。B2本。
グレードとしてはなかなか不安です。

次の2本は、サイドウオール(南面)を登ります。

ドラゴンフット Left 10m 5.11c
短いが、パワーとリーチが必要。B4本。
フェイスの中央からスタートし、若干右にがばホールドがあるところで。この次のホールドは遠く左上にあり、その次も遠いです。最後は、ホールドのないスラブにマントリングし、右にある終了点に辿ります。

ドラゴンフット Right 9m 5.11b
これも要パワーが、リーチよりも、ホールドを探す・選ぶセンスが必要。B4本。
ドラゴンフット Left の少し右からスタートします。(右に挟まれているブロックは、出だしのためのフットホールドとしてOKです。)ラインはかなり左右し、力を尽くす前にホールドの正しい狙う順番に当たるのがポイント。最後は、終了点の直下にマントリングします。
完全なダイレクト(出だしでブロックなし、出口で直進)は5.11cです。

最後の2本は、薄くかぶっている裏面(東面)を登ります。出だしはバルコニーから。

ハーフウエイ 12m 5.10b
左カンテをベースに登るライン。B6本。
カンテを登る、右にあるテラスまで。ここで一歩右し、小さなかちホールドで上がり、再びカンテと合流します。最後はバランシーなハイステップで、終了点に着きます。

竜の巣 12m 5.10c
ハーフウエイのすぐ右のフェイスを登ります。傾斜は同じが、ガバホールドはほとんどないため、登りづらい。B6本。
ハーフウエイのすぐ右からスタートします。サンダウンスラブへのステミングは禁止です!フェイスの中央を、若干右斜めなラインを登る、短いグルーヴへ。(やっと!)ガバをつかんで、直進し、カンテと合流します。最後は、ハーフウエイと同じように、バランシーなハイステップで、終了点へ進みます。

ドラゴンフット Right等の終了点から、ハーフウエイ等へのつながりは、ドラゴンリッジ、5.7、B2本です。

サンダウンスラブ

竜爪プロムナード以外、出だしはバルコニーから。

幻想の鏡 27m 5.11b
11b程度のムーヴは恐らくないが、核心部も長いし、10クラスのムーヴもいくつかあります。B13本
バルコニーの中央からスタート。ガバにマントリングし、左にトラバースし、1本目をクリップします。テクニカルなシークエンスで、左そして上へ進み、スラブの左の端っこへ。2回マントリングしてから、ガバのラインを右へ辿り、スラブがフェイスになるところまで。少し上がるとホールドが甘くなり、傾斜がさらにきつくなります。ここからが核心です。傾斜が緩めたら、右へトラバースし、最後の楽なスラブに入ります。終了点は、左上にある木にあります。

だれそかれそ 27m 5.11c
細かいスラブから不安なフェイスに変換するルートです。下部が特に面白い。B12本
まずは、ハリー・オン・サンダウンの1本目へ。ここから、左上にある浅いグルーヴ/フレークまでのムーヴはテクニカルで、指に来る。ちょっと不安なレイバックで、幻想の鏡のガバラインの右端っこをつかんで、マントリングします。ここで、ハンガーボルトのラインと合流し、右上へスラブに抜けます。最後に、ハリー・オン・サンダウンを辿り、終了点へ。

ハリー・オン・サンダウン 31m 5.10c
もう1つの長いルートですが、今回の核心は、ワンムーヴだけで、ちょっと残念なことです。B3本目をエイドにすれば、難易度が統一した5.9の1本となります。B12本
幻想の鏡と一緒、ルコニーの中央からスタート。同じく、ガバにマントリングし、そしてもう1度ガバにマントリングし、右へトラバースし、ラインが消えるまで。厳しいムーヴで、竜爪プロムナードとほぼ合流し、若干左へ戻り、そして10m程度直進し、スラブがコーナーになりそうなところまで。ここで、左へのラインをたどり、幻想の鏡の終了点へ。

ドラゴンヘッド 28m 5.11c
こちらも、細かいスラブから不安なフェイスに変換するルートです。下部も特に面白い。B16本。ボルトは、ハリー・オン・サンダウンと共有する物以外、ハンガータイプです。
出だしは、竜爪ストロールの1m左から。ハリー・オン・サンダウンの核心ムーヴへ直進し、これを抜けたら、すぐに左に一歩、間隔を空けたホールドでスラブを登る、だれそかれそと合流するまで。そのまま、ハンガーボルトのラインを辿り、ハリー・オン・サンダウンの最終スラブへ。

竜爪ストロール 24m 5.9
竜爪プロムナードをベースとするルートです。NP + B5本
バルコニーの右にあるハンドクラックを登り、ポディウムへ。ポディウムの奥にあるもう1本のクラックを登り、次の段へ。左へスラブに入り、竜爪プロムナードと合流し、そのトラバースの出だしまで登ります。ハングの下、右上へ進み、シンクラックにギアをセットし、左へのハイステップでハングを超えます。直上して、ハンガーボルトをクリップし、斜め左へ、もう一度竜爪プロムナードと合流し、その終了点でフィニッシュします。

竜爪プロムナード 18m 5.9
少しずつ難しくなる、快適なスラブルートです。B8本
ポディウムからスタートします。ハイステップでスラブに入り、右端っこのラインを登り、ハングへ。ハングの下で、左へトラバースし、ガバをつかみ、右へマントリングし、上部スラブの中央に。浅いグルーヴを使用して、終了点へ進みます。(使用しない場合、10a。)

ハーフウェイウオール

サンダウンスラブダイアモンドスラブの中間にいくつかの重なっているフェイスとスラブがあります。下記のルートは、短いフィックスロープのすぐ後にあるスラブを登ります。
ナーガールジュナクラック 17m 5.9
スラブの中央にある目立つクラックを登ります。木より上、岩は、要注意です。NP
クラックは木へ辿ります。そこまで、ホールド、ジャム、ギア、すべてばっちり。木の裏1・2歩上がり、最も頼りそうなギアをセットし、怪しいガバホールドを使ってほぼカンテへトラバースし、立派な木へ上がります。

パイオニアフェイス


サンダウンスラブの役100m右に、かぶっているパイオニアフェイスがあります。目立つハンド~ワイドクラックと、このクラックから左へ辿る古代の怖そうなエイドラインがあります。フェイスルートも追加されています。
ドラゴン・タロン・クラック 21m 5.11a
どこにあっても三つ星ルートです。出だしのスラブ以外、最後までかぶっているクラックを登ります。クレイジージャムが約7度前に傾けられたよう。B2本+NP(キャム2セット+ナッツ+大きいキャム1本)
まずは、デリケートなスラブを登り、クラックの下へ簡単にトラバースします。「嵐の前の静けさ」と思えばいい。クラックの1ムーヴ目は、おそらく核心の1本のムーヴだが、まだ疲れていないため、後も少しずつ難しく感じます。ワイドになるところでなんとなくレストができますが、完全なレストができる場所はもう少し上で、秘密です。ワイドの後、ハンドジャムはまた効いてくるが、テラスに立ち込むのには役立たない。
テラスからのロワーダウンは可能ですが、最後のギアを回収した後のスイングはすごい!

パスファインダー 16m 5.11a
ドラゴン・タロン・クラックの左のフェイスは、簡単に見えるが、意外とバランシー。B8本
一歩目はスラブだが、バランスはすぐに崩れ、3ピン目のクリップが不安。核心のムーヴで、左上にあるフレークへ進み、厳しいハイステップしたらガバホールドがとれる。最後は右に一歩、やっと本物のスラブを登り、終了点へ。

竜爪デルソル 16m 5.10c
パイオニアフェイスの左端っこをダイレクト・気楽に登るライン。B8本
出だしは、身近なガリーを出て、すぐ右にあるスラブです。スラブの部分はボルダーチックで、その直上のがばフェイスはもろいため、左に移って超えます。ここから、ダイレクトに進む、岩松にぶつかるまで。右左右のシミー踊りで最終ハングに着きます。これを直接または若干右で超え、木にある終了点へ。(左にあるホールドは怪しいよ!)

スカウト 18m 5.11b
竜爪デルソルの右のフェイスを登るラインで、回りくどいが、面白い。 B9本
出だしは、竜爪デルソルのすぐ左から。最初は、浅いグルーヴを登り、竜爪デルソルの3ピン目まで。その4ピン目へ進み、右にあるクラックへストレッチし、2mぐらい登ります。右のフェイスに出て、少し右へトラバースし、浅いへこみへ。知力の兜をかぶり、上部のフェイスを辿り、木にある終了点へ。

ダイアモンドスラブ

クレイジーダイアモンド 35m 5.11c
上部のスラブは、三ッ星のクオリティーありますが、とりつくため、汚いスラブと脆いフェイスをたどる必要があります。B13本で、B6本目をエイドにすれば、5.11aとなります。
下部スラブの中央から、適当に登り、斜めのコーナーへ。B3本目から、左へのトラバースに入り、左カンテにある隠されているテラスへ(ビレイ可能)。ここからは最高です。左から、ハイステップ気味でスラブに乗り、中央を直進して、スラブの天辺へ。クライミングは、あっという間に簡単になりますが、ロケーションはすごい。
なお、天辺の木から、地面までは、直下ちょうど30mです。


ダイアモンドスラブのさらに右、ニューエリアが開拓中です。

エレボール

ダイアモンドスラブから、そのまま右へ斜面をトラバースし、巨大松の木を経て、沢へ。沢を渡って、上にジグザグするトレースを辿る、苔から出てきているスラブの群れに(赤いテープはあちこち貼ってある)。ダイアモンドスラブから、10分間もかかりません。
エリアのメインは、右の方の浅い洞窟がある広いスラブですが、最初に見当たるのは左上のきれいな細長いスラブです。
エレボールのトポ

オークリスト 16m 5.11b
指に来るムーヴが連続するスラブを登ります。残念なこと、ラインはスラブの中央から離れます。B6本
まずは2個のブロックを登り細い木へ(スリング)。スラブの本体へマントリングし、右カンテを使用して登り、スラブの中央にある唯一のホールドのレベルまで。これに立ちこんで、細かいムーヴで左カンテにあるガバを取って、スラブの天辺へ。終了点は奥に設置してあります。

グラムドリング 16m 5.11b
3つのブロックに分けられているスラブを登ります。核心のマントリングはおそらく、背が低い方に登りやすい。B6本
人工のテラスからスタートします。1ブロック目は簡単で、2ブロック目はもう少し頭を使う必要があります。ハングの下に、右へトラバースし、左へのハイステップで3ブロック目に立ち込みます。ここから、今両手でつかんでいるホールドにマントリングするのは核心です。マントリングができたら、1歩左、2歩上の細かいムーヴでガバをとり、木にある終了点へ進みます。

ドワーフ・プラネット 10m 5.10a
2本のハンドクラックの間の亀の甲模様スラブを登ります。B3本
出だしはスラブの中央で、途中から左にあるフレークを使います。ハンドクラックは場外です!2本の切り株からロワーダウンします。

はなれやまクラック 20m 5.10a
ドワーフ・プラネットのすぐ右にあるクラックを、NPで登ります。(ドワーフ・プラネットのボルトは範囲外!)
テラスまで、ムーヴもギアーのセットも、頭を使います。上部は、木の根っこで最終クラックへ辿り、すっきりするジャミングでトップアウトします。
注意:下部のクラックの岩は柔らかい。ギアーのセットは十分気を付けてください。

サルナメリ 22m 5.10d
はなれやまクラックのすぐ右にあるボルトラインです。B7本
出だしははなれやまクラックと一緒ですが、すぐに一歩右し、マントリングします。もう一歩右し、アンダーを使って核心のリーチをして(もう少しで)ガバホールドへ。ここも一歩右し、マントリングで本物のガバへ。再びマントリング、一歩右、最後はスラブの中央を登る、木にある終了店へ。

初登情報

日付 ルート名 内容
2010 悪代官
越後屋
ビートルジュース
小泉豊
2010 電気屋の逆襲 渡井高史
2010 混浴トシちゃん 小林俊之
2010 火遊びゲンちゃん 佐藤言
02/06/11 チュパカブラ ニール・ハリソン
02/20/11 ウルバリン
スカズルバット
ひばごん
ニール・ハリソン
03/06/11 山羊男 ニール・ハリソン
04/16/11 7x7
6x6
ニール・ハリソン、フランスァ・ブルギセ
04/24/11 43プライム ニック・シャノン、ニール・ハリソン
01/28/12 スクオンク ニール・ハリソン、寺内アーサ
02/18/12 天邪鬼 ニール・ハリソン
03/16/12 ブレア・ウィッチ ニール・ハリソン
05/05/12 スリーピー・ホロウ ニール・ハリソン、高野晋
03/24/13 多数は安全なり ニール・ハリソン
04/20/13 獰猛なパンケーキ ニール・ハリソン
03/24/14 パンケーキ・ミックス ニール・ハリソン
03/22/15 クリンゴン・カントリー ニール・ハリソン、フランシス・ニューマン
03/22/15 周辺視野 ニール・ハリソン、フランシス・ニューマン
03/22/15 吊り天井 ニール・ハリソン、フランシス・ニューマン
03/22/15 溶けている木の下に ニール・ハリソン、フランシス・ニューマン
03/22/15 空中庭園 ニール・ハリソン、フランシス・ニューマン
? 第3の警官 未登 - どうぞ!
06/17/2018 竜颯ハング 本多隆爾
2019 ビッグハング ??
03/15/20 ハリー・オン・サンダウン ニール・ハリソン、佐藤言
03/15/20 竜爪プロムナード ニール・ハリソン
04/05/20 竜爪ストロール 佐藤言
04/05/20 幻想の鏡 ニール・ハリソン
04/18/20 クレイジーダイアモンド(A0) ニール・ハリソン
フリー化、小林敏之、12/19/20
05/24/2020 ドラゴンリッジ 小林敏之
05/24/2020 サニーQ 小林紀世乃
05/24/2020 ドラゴンフット Right 小林敏之
05/24/2020 ドラゴンフット Left 小林敏之
05/24/2020 セイントジョージ ニール・ハリソン、フランシス・ニューマン
05/31/2020 ハーフウェイ 中道輝久
05/31/2020 竜の巣 森下栄治
冬/2020 テキーラサンライズ 小林敏之
12/19/2020 竜の子トラバース 本多隆爾
02/7/2021 ドラゴン・タロン・クラック 佐藤言
02/7/2021 竜爪デルソル フランシス・ニューマン、ニール・ハリソン
02/11/2021 パスファインダー 佐藤集
02/14/2021 だれそかれそ 佐藤集
03/20/2021 ドラゴン・ヘッド 小林敏之
04/03/2021 スカウト ニール・ハリソン
04/03/2021 ドワーフ・プラネット 中道輝久
05/03/2021 ナーガールジュナクラック 佐藤言
05/03/2021 オークリスト ニール・ハリソン
05/23/2021 グラムドリング ニール・ハリソン
11/06/2021 はなれやまクラック 佐藤言
12/05/2021 サルナメリ ニール・ハリソン